50系前期型のデザインについてあらためて語る!

プリウス50系の記事
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最近になって前期型のデザインの違和感が・・・

プリウス50系の前期型に乗り始めて2年半余り。
最近思うのが、デザインに対する違和感が薄らいでいる気がする!ということなんです。
そこで今回は前期型のデザインのいきさつやコンセプトなどをあらためて確認してみたいと思います。

プリウス50系のデザインコンセプト

当時のプロモーションビデオのデザイン編で、2011年からプリウスのプロジェクトチーフデザイナー、2015年から2MSデザイン室長を務める児玉さんが発言されたコンセプトが
『デザインには必ず企(わけ)がある!スタイリングには意味がある!その企をお客様が後になって知り得たときの喜びを作り出したい!常にそういったことを考えて初期段階の企画から最終段階の製品化、データ化に至るまで貫いてデザインを考えてきました。エクステリアデザインに際にして、風が自然に流れる角度が重要で、その角度をベストなパッケージに落とし込むことが4代目プリウスの一つの大きな使命でした。ベストな角度のフォルムを目指して頭の位置をできるだけ下げようといろんなエンジニアと侃々諤々と議論しました。後席のヒップポイント下に配置したバッテリーの断面一つ一つも0.1ミリ単位で削れないか検討、後席の乗り心地は維持しながら、バッテリーの断面の形状をもっと工夫できないか?あとは頭のクリアランスの重要。ルーフの断面と内装の天井もできるだけミニマムな断面に。視界や空力などは一切犠牲にせず、エモーショナルなデザインを作り出す。インテリアはドアトリムへ気持ちよく自然に流れるように造形しました。シフトレバーカバー、センターコンソール、ステアリングベースの加飾、意図的に陶器のデザインからイメージしたホワイト加飾を配色。お客さまが、毎日毎日乗るときに、ホッとできる空間を作りたかった。乗降性の向上を目指して、エンジニアと議論するために私自身がモニターとして試乗してみたりしました。私自身、身長が183cmで高い方なのですが、それでも乗り降りしたときに支障にならない限界の位置を何台も何台も試作車に乗り、長距離運転しても疲れないベストなバランスのヒップポイントの位置を議論して決めてきました。
ということでした。

購入当初から最近までは・・・

私も数えきれないほどこのフレーズを繰り返し見聞きしてきましたが、この動画が流れていたころは正直何を言っているのだろう?とおもっていました。
私が購入しようと思っていた時は丁度PHVが発売されたばかりでして、PHVにも何度も試乗していました。
PHVのデザインは違和感がなく、悪くないな~と思っていましたので、長さが10cm違うだけで、ほとんど同じボディーのプリウスのデザインには残念な思いしかありませんでした。
なぜPHVの様なデザインにしなかったのか?と当時は児玉さんを恨みたくなるほどでした。
思い入れや意気込みみたいなものはすごく伝わってきたのですが、今回のデザインは空回りというか思い込みが過ぎたのかな~と思っていました。

ところが最近になって・・・

まとめ▼

自身の車だけでなく仕事などで車を運転していて、後期型と前期型を見かける様になって、前期型よりも後期型の方に違和感を覚えていることに気が付いたんです。
これってもしかして児玉さんがいっていた『デザインには必ず企(わけ)がある!スタイリングには意味がある!その企をお客様が後になって知り得たときの喜びを作り出したい!常にそういったことを考えて初期段階の企画から最終段階の製品化、データ化に至るまで貫いてデザインを考えてきました。』なのか?と考えることが多くなり、もしもそうなんだとしたらすごいな~と最近よく思います。
現に児玉さんはこうも言っています。『あまりに今の感覚でまとめ上げ過ぎると新鮮さを失う危険性はあります。今回の4代目プリウスはある意味、新鮮さに「挑戦」したデザインだと思っています。最初は度肝を抜かれても、時間が経つと分かっていただけると信じています。デザインする側も、大体1年ぐらいは、ああでもない、こうでもないってやっているわけです。だから、僕ら自身も目が慣れるんですね。だから発表した後は、まるで我々の感覚を追体験していただいてるみたいで(笑)。僕らはもう2年前に、1年間かけて慣れたわけです。だから1年後には皆さんも追い付いてくれる、と信じて作っています。
発売されて3年あまり経ってようやくこの話が現実となっているのでしょうか?だとするとちまたでいうトヨタマジック?と言わざるを得ないかもしれませんね。

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