通夜も告別式もない「直葬」とはどの様なものなのか?

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「直葬」何か?何と読むのか?

最近、通夜も告別式もない「直葬」というものが多くなってきている様です。
この「直葬」『ちょくそう』と読むのですが、感じから連想できる様に、お通夜やお葬式を行わずに『直接葬る』ということです。
普通人が亡くなった場合、日本では火葬することが義務づけられています。
昔は一部地域で土葬というものもあったそうですが、現在はないと思います。
今までの流れでは亡くなった場所として、病院か自宅というのが多いと思うのですが、こちらから葬儀屋さんが引き取りに来られて祭場へと運ばれた後に、綺麗にしてもらい棺に入れられてお通夜・葬式を経て火葬場へという流れでした。
今回の『直葬』はこのお通夜とお葬式はなく、火葬のみを行うというものなんです。
病院もしくは自宅で亡くなった人をそのまま火葬場へ連れていくんだ!と思われた方もおられると思いますがそうではないです。
実は遺体は、墓地埋葬法で死後24時間以内の火葬が禁じられているんです。
ですので亡くなった後、すぐにそのまま火葬場へということはできないんです。
なので、いったん葬祭場に安置された後、翌日に火葬場に搬送されるということになるんです。
この方法を「直葬」というんです。

なぜ「直葬」を利用する人が増えてきているのか?

ではなぜこの「直葬」が増えてきているのでしょうか?
一般的な葬儀と同じで、「直葬」でも葬祭場は利用しますし費用も掛かります。
ですが、その費用が一般的な費用の十分の一程度で済むというのが特徴なんです。
ではなぜこの「直葬」を利用するのでしょうか?理由はいくつかある様ですが、一番の要因は金銭的な余裕がない!ということなんです。
きちんと弔ってあげたい!と思ってはいるけどもその資金が用意できない!というのがまず大きな理由の一つなんです。
その他にも、見送ってもらう人が少なくお通夜やお葬式をやっても意味がない!という理由などがありますが、一番は金銭的な余裕がない!ということの様です。
以前から家族葬というものが増えてきており、私も家族葬をした経験があります。
家族葬を行う意味は、直葬と同じく経済的負担の軽減という意味もありますが、どちらかというと、家族との最後の別れをゆっくりと身内だけで過ごしたい!という思いもあるんです。
それから案内を出す人が極端に少ない場合なども家族葬にする方も多いと思います。
この直葬というのは家族葬をもっと簡素化した葬儀ということになります。
逆に言うとこれ以上は簡素化できない!という形ではないかと思います。

この記事のまとめ

まとめ▼

今回は「直葬」についての記事でした。
きちんと送ってあげたい!という気持ちはあるけれども先立つものがない!という事情を抱えてやむなく直葬される方も多いのが実情だそうです。
また、直葬にしたことによって周りの親族から苦情がきたり、もめごとに発展するということもある様です。
金銭的な事情で直葬を選ぶしかなかった場合には、その後に余裕が出来た際にあらためてしのぶ会みたいな形で行ったりという形をとられてみてはいかがでしょう?
直葬そのものは今後も増え続けていく傾向にある様です。

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