レビー小体型認知症とパーキンソン病を患っている母親の介護を自宅で行いながら日々生活を過ごしています。
レビー小体型認知症の症状の中にパーキンソン症候群というものがあり、パーキンソン病はレビー小体型認知症の症状の一つではないか?と言われるのですが、正直なところよくわかりません。
先生の判断としてはパーキンソン病とレビー小体型認知症という診断で、パーキンソン病として指定難病の障害者の指定を受けています。
いずれにせよはっきりしている事は、本人が日に日に自信で動く事ができなくなってきているという事で、その症状は認知症ではなく明らかにパーキンソン病の症状だということなんです。
築40年弱の我が家を数年前にリフォームし、建物内はバリアフリー化と手すりなどを設置しているのですが、玄関には数段の階段が存在します。
2年前くらいでしょうか?パーキンソン病ではないか?と言われ始めた頃にはその玄関前の階段は手すりを使えば上り下りは問題ではなかったのですが、今では2人がかりと折りたたみの椅子を用意しながらなんとか上り下りするのがやっとの状態なんです。
こちらはパーキンソン病によるものなんですが、それとは別にその当時デイサービスに通い始めたのですが、本人の希望で行きたくない!というので、1か月ほどで中止することになりました。
その時にはまだ自分の意思を人に伝えて好き嫌いなども言えたのですが、現在ではその日と時間にもよりますが、日に日に意思疎通が難しくなってきております。
こちらは先生いわく、レビー小体型認知症の症状なんだそうです。
ケアマネージャーさんと相談しながら自宅でのお風呂は危険ということで、お風呂を入れてもらうという目的と介護をしている者の負担軽減を目的として現在では週に2度、デイサービスに通っていますが、先ほど申し上げた階段の上り下りが不可能になってしまうと、在宅か病院での生活のどちらかになってしまうとの事で、今現在の一番の関心事はこの階段がいつまで上り下りできるのか?ということなんです。
介護をされている多くの皆さんも同じだと思いますが、日々微妙なバランスでその日その日をどうにか過ごしている!といった感じで、もうすぐやってくるお盆もその先のお正月も介護を続ける家庭にとっては、そのバランスが乱れるとかえって面倒なことになる!という意味ではあまり歓迎されるものではない様に感じます。
介護というのは、いつ終わるのか?がわからないだけに基本的に順序立てて行動する方や予め予定などをきちんと決めて行動するタイプの方ほど先が見えない!読めない!という事でストレスがかかりやすい様な気がします。
幸いな事に私自身はそこまで順序だてて先を見越して行動できるタイプではないので、そういった人たちに比べれば幾分マシなのかもしれません。
介護をしている間にいろんな事を考えますが、最近一つ思うのは、1日1日の中で比較的穏やかに過ぎていく日があるのですが、その日というか何も起きていない時間というのが何とありがたい事か!思う様になってきました。
具体的にいうと、今この記事を書けているこの瞬間がそうなのですが、比較的母親の調子がよく、安定しているんです。
だからこうして自室でPCに向かっていられる訳なんですが、今までは当たり前だと思ってきにも留めなかったこういう時間がいかにありがたいものであるか!と思える様になりました。
たとえそれが休日でも仕事の時でも就寝中でもです。
これは介護うんぬんではなく、介護も含めて自分自信も元気でいられ、かつ世の中も平穏でありという様々な要因が重なり合ってはじめて得られるものなんだな!と今更ながら思える様になりました。
つまりは暇だ!と思える事がなくなりました。
当たり前の生活がいかにありがたいものなのか!どうやら私は介護生活という状況に置かれた事でようやくその事に気づいた気がしております。
数年前まで、私と同じくごくごく普通の生活をしていた母親が現在では自分でトイレにもいけない!歩く事すらままならない!誰が予想できたでしょうか?
私自身の行く末はどうなるのか?わかりませんが、その時が訪れるまでの時間を大切に過ごしていこうと思いながらこの記事を書けた事に感謝している今日この頃です。
最後に今現在、介護をされている皆さん!お疲れ様です。そして未だ介護とは無縁の皆さん!今を大切に!
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