事故を未然に防ぐアシストをしてくれる機能
プリウスには50系から搭載されたトヨタセーフティーセンスP。
その中の機能の一つに自動ブレーキがあります。
自動ブレーキは読んで字のごとく、危険を察知した場合に運転手が何らかの理由によりブレーキを適切にかけられなかった場合に運転手に変わって自動でブレーキをかけてくれるシステムです。
走行中の追突防止に役立つだけでなく、停車状態で前・後方へのアクセルとブレーキの踏む間違いによる追突も防止してくれるあれば心強いシステムです。
最近誤作動が多い感じがする
そんなありがたい機能なんですが、最近誤作動が多くなってきた気がします。
誤作動の内容はというと、前方に何もない状況で、インフォメーションディスプレイに赤い背景でブレーキ!と警告表示されます。
以前からごくごく稀にはあったのですが、最近は結構な度合いで頻発しています。
まさか急ブレーキまではかけないよな?と思いながらもその警告をいつも気にしています。
こういうシステムは個人で気になってもさすがにきちんと作動するかを確認するのは手間と時間がかかります。
ディーラーでコンピューターを繋いでもらっても答えは同じ!今のところ特に問題はなさそうです!と・・・。
ブレーキ!という警告画面と音が出た時にはさすがにびっくりして心臓には良くないと思いますが、まさか実際に急ブレーキがかかったりしないよな?と思いながら何か対策品でないのかな?という気持ちでいっぱいです。
実際に不具合として報告されているものはあるのだろうか?
まさか警告はあってもブレーキ操作を勝手に行うなんてことはないんだろうなと思いながらも、警告の誤作動回数が増えるに連れて徐々に不安が増していきました。なので一応調べてみたところ、数件の気になる情報がありました。
『高速道路を走行中、渋滞箇所にさしかかったので、後続車に減速の注意喚起をするために、軽くブレーキペダルを4~5回踏み、ブレーキランプを点滅させてから、ゆっくりペダルを踏みこんで減速しようとしたところ、ブレーキがほとんど効かなかった。パニックになってあわててペダルを強く踏みこんだところ、急に制動力が回復。ABSによるガガガっという振動とタイヤのスリップ音ともに停止した。』
『渋滞中の高速道路を49km/h以下で走行中、自動ブレーキもフットブレーキも十分に働かず、前車に追突した。』
『購入当初に比べて、降坂時や信号停止時においてブレーキの効きが悪くなった。』
『公共施設の駐車場から発進して反対車線に出るべく転回中、切り返すためブレーキを踏んだが車両は停止せず、その後強くブレーキを踏み続けたにもかかわらず、反対側の角の生け垣に突っ込んで、ようやく停車した。結果、バンパー他車両前面が破損した。低速にも拘らず、プリクラッシュセーフティシステムは作動せず衝突後に「ブレーキ」という警告表示が運転パネル上に現れた。障害物センサーの警告音は衝突前に間欠音が1回鳴ったのみで、衝突して停車後に連続音が鳴った。』
『走行中にプリクラッシュセーフティのセンサーに汚れが付いている警告が出た後、信号発進時に不要な場面で自動ブレーキが作動した。』
ICS(クリアランスソナー)にまさかの対策品が存在した!
『一般道路で、雨の中を時速40km/h位で運転中、軽くブレーキ操作しただけなのにABSが作動した。』
『前方に障害物等が何もないにも関わらず、突然警告音、警告表示と共に自動ブレーキが作動し、車が急減速した。』
『歩行者検知機能付衝突回避支援型プリクラッシュセーフティシステム搭載車で、停車中の車に15km/hのスピードで5回ほど試したがシステムが作動しなかった。』
『プリクラッシュセーフティシステムが作動しない。』
『プリクラッシュセーフティシステムが誤作動し、何の障害物もない道路で緊急停車した。』
国土交通省のリコール・不具合情報というところの情報です。
全てが今回のプリクラッシュセーフティーに関係があるとは言えませんが、赤字にしてある報告はかなり怖い報告だと思います。
真ん中あたりのセンサーに汚れがついているという報告は以前に掲載した記事で解決できると思いますので、そちらの記事を参考になさってみてください。
それ以外の報告についてはあくまでもユーザーからの報告なので、どこまで信用性があるかはわかりませんが、もしも現実だとすればやはり不具合も含めで、誤作動はあるかもしれないと思っておいた方がいいのかもしれませんね。
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