現在の母親の様子は・・・?
これまでも不定期で母親の介護についてのブログを書いてきました。
現在の様子はというと、結論から先にいうと入院中です。
前回の誤嚥性肺炎での入院から退院して約3週間ほどで再び誤嚥性肺炎での入院となりました。
前回は比較的症状が軽い方だったので、入院期間も当初から2週間程度となっており、12日間での退院となったのですが、今回はその時よりも症状がひどかったらしく、現在で2週間半ほどになりますが、現在も入院中です。
ですが、誤嚥性肺炎は症状は落ち着いてきており、今回は別の問題が生じております。
母親はパーキンソン病とレビー小体型型認知症を患っており、今後の介護を方針を病院、ケアマネージャーさんや介護施設などと検討している状態です。
食事がなくなったとはどういう事なのか?
タイトルにもある『母親の食事が無くなった理由』ですが、これはパーキンソン病に起因するところが大きいと思われるのですが、嚥下機能『自分でものを食べたり飲んだりする機能』が著しく低下しており、自力で飲み食いすることができなくなっている!という事なんです。
誤嚥性肺炎ともつながる話なのですが、上手く飲み込めないので、誤嚥する!それを繰り返すと誤嚥性肺炎を引き起こす!という事の繰り返しになるのだそうです。
今回の入院では、誤嚥性肺炎の治療と共に、嚥下機能がどれくらいあるのか?という確認作業みたいな事も病院で平行して行って評価をしてもらっていたのですが、どうやら現在の状況では自力で食事をとるのは難しい!という判断で、現在は鼻からチューブを胃まで入れてそのチューブから食事を流し込む!という方法で栄養補給をしている状態です。
食事をしていない!という意味ではないですが、自分で味わって食事をする!という事ができなくなってしまったという意味なんです。
今後はどうするのか?
鼻からチューブを入れてそこから食事を摂っているわけですが、見舞いに行くたびにそのチューブを見ているだけであまり気持ちのいいものではないだろうなということが容易に推察できます。
胃カメラを鼻から入れる時の感じを想像してしまい、それがずっと挿入されたままの状態だと思うと何だかな~という非常になんとも言えない気分になってしまいます。
加えて全く分かっていないわけではないと思うのですが、本人と十分な意思疎通ができない状態という事もあり、本人の気持ちや意思の確認が取れないのもお互いに歯がゆい思いがします。
病院の先生からは『すぐに嚥下機能が回復するという事はないと思うので、このまま鼻からのチューブにするか胃ろうにするか?どうされますか?』という相談がありました。
胃ろう?聞いたことはあるけど詳しくは知らない!延命治療みたいな言われ方をしていて賛否両論ある様な話はどこかで見かけた記憶はあるけれども・・・。
正直なところ、延命治療であれば僕はいまの状態から悪化することはあっても今後よくなる事はまずない!という事を踏まえると延命すべきなのか?と常々思っていたので、あまり乗り気ではなかったんです。
ただ先生曰くは、『今の鼻からのチューブは少しんどいと思います。胃ろうは内視鏡で15分程度の簡単な手術で済みますし、今後の介護についても鼻からのチューブでは在宅はもちろん、施設などでの介護も難しいかもしれません。それに比べて胃ろうであれば、在宅も施設での介護も可能ですし、何より本人が楽だと思います。』という説明を受けて、確かに今現在意識がなくて全く何もわかっていない!という状態ではないという事と毎日鼻からのチューブが入っている姿を見ていると、かわいそうな気もするので、父親や妻などと相談してみた結果、悩んだ挙句に胃ろうにしてあげよう!という結論に至りました。
ところが・・・。意外な展開に・・・。
先生に胃ろうでお願いします!と結論を伝えたのが週末、先生から『来週から消化器内科の先生(因みに話をしている先生は脳神経内科の先生です)に伝えて準備しますね。』と言われて週が明けた月曜日の午前9時過ぎに電話が・・・。『胃ろうの件なのですが、消化器内科の先生に相談したところ、お母さんは以前に胃がんの手術で胃をほとんど摘出されてますよね?それで消化器内科の先生からは今の胃の状態では胃ろうを内視鏡で作るのは無理だと言われまして。』という内容でした。
私自身もうっかりしていたのですが、確かに数年前にこの病院で胃がんの手術を行ったのです。
その時に胃の3分の2を切除したという事をすっかり忘れていました。
胃ろうをどうするのか?と悩んだ末に出した決断は結果的に意味のないものだったのですが、胃ろうができない!となると今現在行っている鼻からのチューブによる食事か静脈に直接栄養剤を投与する方法などを考える必要があり、今後どうするのかを検討しているところなんです。
今回のまとめ
今現在、母親は入院中で自宅にはいません。
というか前回の様に退院して自宅に戻ってくる事ができない可能性の方が大きくなっており、自宅以外の場所でこれから生活することになる可能性が高いです。
まだ今後の方針が決定したわけではないのですが、少なくとも今回の入院で母親は口から味わって食事をする!という事ができなくなってしまい、場合によっては自宅に戻る!という事も叶わないかもしれないと思うと、何ともやりきれない気持ちと今現在も家族が介護から一時的に開放されているという気持ちとで複雑な心境でおります。
また今後の母親の行く末が決まり次第お伝えしたいと思います。
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