【プリウス警告灯】このマークは何?意味と危険度を写真で一覧解説!
プリウスを運転中、メーターパネルに見慣れないマークが点灯して、「えっ、何これ!?」とヒヤッとした経験はありませんか?
突然の警告灯は誰でも焦ってしまうもの。でもご安心ください。この記事では、50系前期プリウスの警告灯に特化して、それぞれのマークが持つ「意味」と「危険度」を、実際の写真付きで分かりやすく一覧解説します。
50系プリウス警告灯の基本:「!」マークがついたら
個別の警告灯を解説する前に、50系プリウスの警告システムの基本的な流れを知っておきましょう。多くの場合、異常が発生すると、いきなり特定の警告灯が点灯するわけではありません。
STEP 1:マスターウォーニングが点灯

まず、メーターパネルにこの三角形の「!」マーク(マスターウォーニング)が点灯します。これは「車に何らかの異常が発生しましたよ」という最初の合図です。
STEP 2:メッセージが表示される
マスターウォーニングと同時に、センターメーター内の中央にある「マルチインフォメーションディスプレイ」に、「ハイブリッドシステム故障 販売店で点検してください」といった具体的なメッセージが表示されます。
STEP 3:個別の警告灯が点灯
その後、メッセージの内容に対応した、具体的な警告灯(例えば「ハイブリッドシステム異常警告灯」など)が点灯します。
つまり、「まず『!』マークがついたら、ディスプレイのメッセージを確認する」というのが、プリウスの警告を理解するための基本となります。
次に確認!警告灯の色の意味(赤・黄・緑)
マスターウォーニングとディスプレイのメッセージを確認したら、次に点灯した警告灯の「色」に注目しましょう。色によって緊急性が異なります。
【危険度:高】すぐに運転を中止すべきプリウスの警告灯
赤色の警告灯は車からの「SOSサイン」です。すぐに安全な場所に停車し、JAFやディーラーに連絡してください。

危険ハイブリッドシステム異常警告灯
プリウスの心臓部であるハイブリッドシステムに異常が発生。走行中に突然停止する恐れがあるため、絶対に走行を続けないでください。

危険油圧警告灯(エンジンオイルランプ)
エンジンオイルの圧力が低下しています。このまま走行するとエンジンが焼き付き、高額な修理につながる可能性があります。

危険水温警告灯(赤)
エンジン冷却水の温度が異常に高くなっています(オーバーヒート)。エンジンの重大な故障に直結します。
【危険度:中】早めに点検が必要なプリウスの警告灯
黄色(オレンジ色)の警告灯は「すぐに止まれ」というほどではありませんが、放置は厳禁です。早めに点検を受けましょう。

注意エンジン警告灯
エンジンや関連システムに異常を検知。原因は多岐にわたるため、専門家による診断が必要です。

注意ABS警告灯
急ブレーキ時にタイヤロックを防ぐABSが故障しています。通常のブレーキは効きますが、安全性が低下している状態です。

注意PCS警告灯
衝突被害軽減ブレーキに異常があるか、センサーの汚れなどで一時的に停止しています。汚れを拭いても消えない場合は点検が必要です。
プリウス特有の「ハイブリッドシステム異常」警告灯がついたら?
プリウスオーナーが最も恐れる警告灯。点灯した場合に考えられる原因と、おおよその費用について解説します。
考えられる主な原因トップ3
- 駆動用バッテリー(メインバッテリー)の劣化・故障:最も多い原因。バッテリーは消耗品です。
- ハイブリッドシステムの冷却系トラブル:システムを冷やす装置に問題が発生しているケース。
- 補機バッテリー(12Vバッテリー)の電圧低下:システム起動用のバッテリーが弱っているケース。
修理費用の目安は?
- 駆動用バッテリー交換:約15万円〜
- 補機バッテリー交換:約3万円〜
特に駆動用バッテリーの交換は高額になりがちです。
まとめ:警告灯の意味を正しく理解して安全なカーライフを
- ✅ 赤は「危険」、黄色は「注意」、緑は「正常」
- ✅ 赤色がついたら、すぐに安全な場所に停車!
- ✅ 黄色がついたら、早めに点検を!
- ✅ ハイブリッドシステム異常は、バッテリー関連のトラブルが多い
警告灯は、車が送る大切なメッセージです。意味を正しく理解し、適切な対処をすることが、あなたのプリウスと安全を守ります。
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