2022年11月に発表!12月に販売が開始された新型プリウスの日本だの販売価格とグレード、装備の違いや注意すべき点などを今回はお伝えしていきたいと思います。
初回生産ロットでの納車でなければ以降は注文後、1年~1年半以上の待ちになるとのうわさもある今回の新型プリウスですが、急いで注文する前に是非とも抑えておきたいポイントなどがありますので、検討時の参考にして頂ければ幸いです。
新型プリウスの販売価格
いきなりですが、新型プリウスの販売価格は以下の通リ。
直列4気筒1.8Lハイブリッド | 2WD(FF)(円) | 4WD(円) |
Xグレード | 2,750,000 | 2,970,000 |
Uグレード | 2,990,000 | 3,210,000 |
直列4気筒2.0Lハイブリッド | 2WD(FF)(円) | 4WD(円) |
Gグレード | 3,200,000 | 3,420,000 |
Zグレード | 3,700,000 | 3,920,000 |
1.8Lモデルはキントというトヨタの定額支払い型でのみの販売という噂があるので、このあたりはもう少しはっきりとした情報を待ちたいところです。
購入予約は店舗によってまちまち!
車は今までお付き合いしているディーラーさんから買う!というのがメーカーが同じであれば常識!みたいなイメージがありましたが、今回のプリウスに関しては販売店によって販売方法や納車までの納期がかなり違う様ですので、ご自身の付き合いのあるディーラーさんが納期が2年!と言われたのに違うディーラーさんでは半年です!なんてこともありえるかもしれません。
付き合いを取るか!納期を取るか!非常に悩ましいところではあります。
あまりにも納期が違いすぎると今回は納期の早いディーラーさんへの乗り換えということも起こってくるのかもしれませんね。
売れると確信しているがゆえにディーラーさんは強気!
今回の60系プリウスは、50系の時の様に外見が・・・!という事はないので、まず間違いなくヒットする!とディーラーさんも思っているはずです。
ですので、値引きや現在乗っている車の下取り価格に関してもかなり渋い事が予想されます。
おそらく私も含めてですが、現在50系や30系に乗っている顧客に対して『新型でましたよ~!どうですか~』という営業はしばらくないのではないかと思います。
しばらくは、ほしい!と言ってくるお客への納車の応対だけで手一杯になると思われるので、乗り換えを検討されている方はご自身でいち早くディーラーさんへ予約をしないとなかなか車が納車されない!という事になると思います。
しかもそこで早く予約をいれておかないとどんどん遅くなりますよ~!みたいな事を言われてゆっくり検討する猶予を与えられず、下取りもディーラーで下取りした金額で見積もりを出された上に渋い値引きでの契約!というのが最悪のシナリオになります。
乗り換えを検討されている場合にはご自身の愛車を綺麗に洗車した上で、買取専門店に見積もりを依頼したり、ネットでの一括見積を利用するなどして少しでもご自身の愛車を高く買ってもらった上でディーラーさんとの交渉に臨むのがいいと思います。
値引きに関しては付き合いのあるディーラーさんの方がやりやすいと思いますが、納期の関係で別のディーラーさんで交渉する場合には現在の状況ではおおくの望めないのは仕方ないと思いますが、今までのディーラーさんの納期があまりにも遅く、その納期を容認できるなら納期の早いディーラーさんを見つけた上で、そのディーラーさんでの契約を仄めかす!という交渉手段もありえるかもしれません。
但し、その場合は納期の大幅な遅れを覚悟しないといけなくなりますが・・・。
注文する際に注意するべく抑えておきたいところは?
新型プリウスを注文する際に覚えておきたいポイントいくつか紹介しておきたいと思います。
その①ドライブレコーダーに注意
最近ではETC車載器と同様に当たり前の様になりつつあるドライブレコーダーですが、今回のプリウスでもオプションとして当然のことながら存在します。
前後カメラを純正品なら収まりよくすっきりと取り付けできるので、後付けではなくディーラーオプションで!と考える方もおおいと思います。
しかし今回のドライブレコーダーはデジタルインナーミラー+ドライブレコーダー(前後)=89,100円という設定になており、ドラレコをオプションで取り付けようとするともれなくデジタルインナーミラーもついてくる!という事で結構高価なオプションになっています。
プリウスは後方の視界が悪いというのはよく知られていますので、デジタルインナーミラーも後方の視界の確保にはかなり効果的なアイテムではありますし、ドラレコ前後との組み合わせにすれば安全性は格段によくなるとは思うのですが、他にはオプションをつけないといけない状況での9万円アップ!は少し考慮しておく必要があるかもしれません。
その②12.3インチの画面設定を選択できるのはZグレードのみ!
センターに配置されているディスプレイに12.3インチのワイドモニターが紹介画像などでもよく使用されていますが、この12.3インチを選択できるのは最高級グレードのZのみとなっています。
Gグレードにオプションで12.3インチをつけてやるぜ!というのはできないので注意が必要ですね(悲
12.3インチにしたければZを買いな!という章夫社長の声が聞こえてきそうな感じですが、車両本体価格はZとGで50万円以上!ま~それ以外にもZとGには装備の違いが大きいとはいうものの、せめてオプションでGにも装備できる様にしてもらいたかった!というのが本音です。
ちなみにZグレード以下のグレードには8インチのディスプレイが標準装備だれているそうなので、50系より以前の車の様に後付けするから穴を開けてままにしておいて!というのは出来ない様ですね。
その③タイヤが特殊で維持管理費用が高い!
上記の記事でも説明しましたが、今回の新型プリウスでは標準仕様のタイヤに特殊なサイズのタイヤが使用されています。
2Lモデルは195/50R/19という細くて大きなインチのタイヤが使用されています。
17インチに変更する事も可能ではあるみたいですが、標準が19インチなので、売却する際や町ですれ違った際に他が19インチで自分が17インチというのもちょっと・・・と思われるので現実には19インチで乗るのが自然な流れになるのではないかと思います。
因みにこのタイヤの実勢価格は残念ながら特殊なサイズなので、夏用ではよくわかりませんでしたが、スタッドレスでは27,500から40,000円程度で種類も当然ながら多くはないので、4本で120,000万円前後を考えておかないといけなくなります。
過走行の私の様な使い方だとかなりタイヤ代が気になってしまいますね。
ま~スタッドレスの場合には17インチにすればいいと思うのですが、そうなるとサイズが175/70R/17???ということになるのでしょうか?(笑
こんなサイズのタイヤが果たしてあるのでしょうか?よくわかりません。
その④アダプティブハイビームではなくオートマチックハイビーム!
新型プリウスでは当初はアダプティブハイビームが搭載されると言われていたのですが、どうやら50系の採用されている方式と同じオートマチックハイビーム方式だそうです。
最近の新型シエンタなどにも採用されているアダプティブハイビームはオートマチックとは違い、ハイビームを維持しながら対向車が眩しくならない様に適切に角度を調整しながら運転者の視界を出来る限り確保する!というものなんですが、今回の新型プリウスには採用されませんでした。
昨今の半導体不足の影響なのか?マイナーチェンジの時には採用される!ということなのかはわかりませんが、車両価格の安い車に採用されている装備が採用されなかったのは非常に残念です。
その⑤GよりもUグレードの方が安全装備が充実している!
こちらも結構重要なポイントなんですが、先進安全装備のオプション設定が1.8LのUグレードにはあるのですが、なぜか2.0LのGのグレードにはありませんでした。
何かの間違いではないかと思い調べたのですが、どうも事実の様です。
最上級グレードのZには搭載されているのですが、一般的に一番売れると思われるGグレードに安全装備のオプション設定ができないというのはちょっと驚きました。
今回の新型プリウスではどうやらGグレード以外も売れる様に実に緻密に設定がされている様ですね。
この記事のまとめ
上記にキントのページを紹介しておきましたが、今回の新型プリウスのラインナップと仕様、価格と販売方法には、トヨタの販売戦略というかキントでの販売を促進したい!上位グレードを販売したい!などの思惑がはっきりと表れていて、お客様の視点に立った!とは言い難い設定になっていると思います。
噂ではキントで販売されるものに関しては納車までの納期が1~2ケ月程度という話もちらほら聞かれますし、一番主力になるであろう2.0LのGグレードはちぐはぐな設定になっていたりと、トヨタさんがどこを向いているのか正直よくわからない感じがします。
今回のプリウスはデザインを重視するあまり、安全性を犠牲にしているのか?と疑いたくなる内容が数多かったです。オートマチックハイビームや先進安全装備のセットオプションがGグレードでは設定不可だったり、センターメーターやHUD(ヘッドアップディスプレイ)の廃止など今まで培ってきたプリウスの良さみたいなものが失われている気がして残念でなりません。
特別仕様車などでこのオプション設定などは改善されるかもしれませんが、現状では少し注意をしてグレードの選択をする必要がありそうです。
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