私は語学力不足を日頃から実感していたので、そうは思わなかったのですが、ちまたでの意見を見てみると、ある程度はわかっているから必要ない!と思っていたが実際に読んでみると知らない言葉や意味を間違えている言葉がたくさんあり知ったかぶりだった!という様な意見が多く見られました。
この本はまさに日常使う事がありそうな言葉から、普段は滅多に使うことはないだろうな!と思える言葉まで多くの言葉を★の数で分類して紹介されている本です。
どんな言葉が紹介されているのかというと・・・。
『仕事がなめらかに進む』 おそれいります 心待ちにする お足もとの悪い中 ひとかたならぬ 有終の美 身に余る 趣向を凝らす 心ばかりの お粗末様でした 僭越ながら はなむけ 肝煎り 鋭意 お引き立て 御相伴にあずかる 末席を汚す 相成りました ひとかどの ご指導ご鞭撻 忌憚のない お運びくださいました つつがない 相身互い 幸甚に存じます |
『人を立てる』 あやかる 圧巻 おかげさまで たしなむ 奥ゆかしい みずみずしい 板につく 懐が深い 堂に入る 筋金入り 草分け 心づくし 金字塔 真骨頂 珠玉 雲泥の差 お株を奪う 遜色ない 私淑する 慧眼 眼福 通暁 矜持 謦咳に接する |
『反省を真摯に訴える』 面目ない 身のほどをわきまえず 申し開きのできない 襟を正す 気を揉ませる しがらみ 断腸の思い 不徳のいたすところ かまける 忸怩たる思い うかつ 粗相 のっぴきならない 平に |
『文書・メールでよく使われる』 ご自愛ください 一身上の都合 教示 厚情 平素 愛顧 拙 万章繰り合わせのうえ 笑覧 踏襲 腐心 清祥 寛恕 畏友 上梓 恵投 |
『伝統を踏まえた』 花道 土壇場 しのぎを削る 天塩にかける 土俵際 独擅場 お隠れになる 正念場 二の句が継げない 来し方行く末 糊口をしのぐ お福分け しゃちほこばる |
『言いにくいことを穏やかに』 あいにく 手前味噌 お手やわらかに 亀裂が入る お汲み取りください 不躾 精彩を欠く おこがましい したり顔 老婆心 手垢のついた 沽券にかかわる お戯れ 語弊 差し出がましい 折り入って 言わずもがな 寡聞にして 拙速に過ぎる あられもない 膠着状態 |
『改まった場のかたい表現』 忖度 不退転 可及的速やかに 割愛 如何ともしがたい 鑑みる 粛々と 喫緊 遅滞なく 顛末 励行 目下 歪曲 従前の 抵触 資する 齟齬 多寡 遺漏なく 蓋然性 懈怠 瑕疵 遡及 低廉 逸失 狭隘 誤謬 涵養 |
の様な感じ。
もちろんこの中には先ほども言いましたが、普段から使える様な言葉で覚えておいた方がよさそうな言葉から、とりあえず頭の片隅に入れておけばいいかな?という言葉までありますが、繰り返し読んで頭に入れておいて損はないと思います。
私も何回読んだかは覚えてないんですが、定期的に読み返す様にしている一冊の中に入っています。
知っていて損することは絶対にない!という言葉がほとんどですので、興味のある方は是非一度読んでみられることをお勧めします。
コメント