『Zaif自動売買おてがるトレードの設定をいろいろ為しています』という記事を少し前にアップしたのですが、今回はその時から更に追加で試した設定と自動売買そのものをわかりやすく解説していきます。
Zaif自動売買おてがるトレードについてはこちらをご覧ください。
自動売買のメリットとデメリット
まずは自動売買のメリットとデメリットについて解説していきます。
自動売買のメリット
自動売買のメリットといえば何と言っても最初に設定しておけばあとは自動で売買を繰り返して利益を上げてくれる点です。
暗号通貨は通常の株式市場と違い常に動き続けています。
これが一般の投資家にはハードルを高くしているんです。そのハードルを少し下げてくれるのが今回の自動売買なんです。
後ほど私の実際のデータをご覧頂きながら解説しますが、ある一定の条件を満たしている状態であれば、仕事中でも睡眠中でも遊んでいる時でもコツコツと売買を繰り返してくれます。
しかも、一度設定をすれば解除するまでその設定に従って売買するのですが、そこに人間の感情などは全く介入さませんので、『欲をかいて買うタイミングを失った』とか『欲をかいて売るタイミングを逃した』という事がありません。まさに機械的な処理ですので粛々と作業を行ってくれます。
自動売買のデメリット
自動売買のデメリットとは?というと、一定の条件以外の相場の値動きには対応できないということです。
先ほどのメリットのところでも紹介しましたが、自動売買が上手く機能するにはある一定の条件下の相場でないと上手くいきません。
通常の株式の時の様に購入時に損切り設定をする!という事が現在の自動売買には搭載されていませんので急激な下落が発生した場合には対応できないんです。
もちろん自動設定を解除して手動で売ることは可能ですが、自動では損切りされないのでそのままにしておくと『塩漬け』になってしまいます。
※塩漬けとは購入した金額からかけ離れた金額に下落をして売るに売れない状態の事です
自動売買の肝ともいえる一定の条件とは?
先ほどのメリットとデメリットでもお伝えしましたが、この自動売買には相場がある一定の条件である場合に効果を発揮しますが、1つだけ要注意な局面があります。
※損切り設定されないので購入時の下降が急激な下落局面であった場合は要注意!
一番怖いのは上記の場合です。
自動売買でもっともいい相場はボックス相場と呼ばれる状態で、ある一定の上下の範囲を細かく上下してくれる状態です。
この状態の場合は自動売買では盛んに売買を繰り返してくれますので、利益が上がっていきます。
自動売買で一番厄介なのは激しい値動きの場合です。
上でも下でも購入時よりもかけ離れた値動きをされた場合に自動売買はお手上げ状態になります。
自動売買の大失敗例
ではここで私が後に最近追加したもので大失敗になった例を詳しくご紹介していきたいと思います。
まずは以下の画像をご覧ください。
元々購入していたものに新たにいろんな設定を試す為に追加投資したものです。
追加金額は10,000円、設定日は購入日と同じ8月17日だったと思います。
設定後、少し経つと自動で購入されました。
購入された価格は3,220,950円です。『おっ!はじまったな』という感じでメールを見てそのまま放置しておりました。
ところがしばらくたっても売りの報告がありません。
実は今回の設定で購入された下落局面は大幅な下落局面だったんです。
購入時の価格を大きく超えてどんどん下落、その後も下落が止まらずといった場面に遭遇してしまったんですね(泣
この記事を書いているのは9月9日です。
現在のBTCの相場はというと・・・。
2,780,000円前後といった感じです。
現在はこのあたりで落ち着いていますが、これから更に下落するのか上昇に転じるのかはわかりません。
購入時が3,220,950円で現在の価格が2,780,000円前後ですから、ざっと440,000円程の乖離があります。
設定は購入時の+3%ですから3,317,578円以上にならないと自動では売られない!ということになります。
先ほどの画像でもお解りの通り、8月17日の購入から現在に至るまで一度も売買はされておらず、当然ですが、実際に売ってないので損益はないことになってますが、含みで考えると約15%の下落ですので、投資設定金額10,000円に対して現在の価値は8,500円に目減りした事になります。
事実上の塩漬け状態ですね。
自動で放置するなら、ひたすらBTCの価格が3,317,578円以上になれ!と祈るしかないんですね(笑
このパターンは自動売買での最悪パターンの典型的な例です。
この状態を回避する方法は?
ではこの事例を回避する方法はないのでしょうか?
先ほどもお伝えしまたが、自動売買はあくまで設定した通リに売買を行うだけですので、根本的に回避する方法はありませんが、自動売買からの通知メールを頼りにこまめにチェックをして、購入した時点で下落しているわけですから、相場を少し注視しておく事で手動での損切りをして損失を最小限度にとどめるのが一番の方法ではないかと思います。
先ほどもお伝えしましたが、通常の株式の様にロスカット(損切り)設定がこの自動売買ではできませんので、まずは購入された金額よりも大幅に下落していき、塩漬けになりそうな場合には自動の設定を解除して手動で自動が購入した分を売りに出すしかありません。
ですがこの方法は損切りですから、当たり前ですが損失を被ります。
先ほどの私の例でいうと今現在の2,780,000円前後で処分したとすれば10,000円が8,500円になる!ということになります。
この時点で私の取れる選択はこのまま自動で放置をして3,317,578円以上になれ!と祈りながら塩漬けにしておくか、現時点で自動設定を解除して手動で2,780,000円前後で売却して日本円の8,500円で再び再設定して自動売買を行うか、8,500円に損失の1,500円を補填して元の10,000円に戻して再度チャレンジするか?ということになります。
設定を解除する際に注意しておきたいこと
『自動で購入したのはいいけれど、どんどん下がっていくぞ!まずいぞ!なんとかしないと!設定を解除して自分でロスカットだ!』という局面ではついつい慌ててしまうものです。
そんな状況になる前に是非ここでお伝えする事を覚えておいて頂きたい重要な事をお伝えしていきます。
保有数を確認する!
例えばBTCで自動売買したとして、あなたは自動売買以外にも以前から個別の取引や積み立てなどでBTCを保有しておられませんか?自動売買の設定を解除して、手動で売る場合に個別で取引した分や積み立てで購入した分も誤って全て売却してしまうと、非常にややこしくなります。
元々自動以外で同じ銘柄を保有されている場合には、自動で購入した数量をきちんと確認した上でその数量だけを売る様にしましょう。
金額を刻一刻と変化しますが、購入した数量は同じです。慌てずにきちんと履歴で購入数量を確認しましょう。
損切ではなく設定の変更の際にも注意が必要
急激な値動きで止む無く損切を手動で行う場合ではなく、設定した数値が上手くいってなくて全然取引がされないから設定した数値だけを変更したい!という事があると思います。
特に最初は設定する数値をどれくらいにすればいいのか?がよくわからずに結構大きめの数値を入れたりしてしまう方もおられると思います。
例えば-10%+10%みたいな設定で始めたとすると、おそらくなかなか取引が開始されないのではないかと思います。
せっかく自動売買を開始したのに全然取引されない!ちょっとやりすぎたかな?と思い設定を変更しよう!ということになれば、その設定の数値だけを変更できればいいのですが、残念ながら現在は一度設定を解除してから再度設定し直す必要があります。
ここで注意が必要なのは既に買いが行われていて売りのタイミングを待っている状態での設定変更です。
この場合には先ほどの損切りの場合と同様に自動売買ですでにその通貨が買われているわけですから、設定解除後に自動で買われた数量を手動で売らないと元の日本円の残高になりません。
解除して再度設定しようとしたらあれ?日本円の残高が違う!と思われたら自動で買った状態で解除してしまった可能性がありますので、購入履歴を確認して自動で買われた分をご自身で売却した後に再度設定してください。
自動売買の設定を解除した時点で買っていたものも自動で売られる!と勘違いされている方も結構おられるみたいです。十分注意してください。
今後自動売買に望むことは?
まずは損切り設定の機能を搭載してもらいたいですね。
それから一度設定した数値をその設定を解除して再設定ではなく、その設定を生かしたままで数値だけの変更ができればありがたいです。
近々で速やかに行ってほしいのはそのあたりでしょうか?
BTCなどで自動設定する際に頭をよぎるのは数年前にBTCは一時700万円近くまで上昇しましたが、今は300万円を下回っています。もしも700万円で自動売買してその後放置で現在に至っていると過程すると・・・。背筋が寒くなりますね(怖
この記事のまとめ
最後までご覧頂きありがとうございます。
今回はZaifの簡単自動売買について詳しく解説していきました。
私自身の実体験も含めて出来る限りわかりやすく解説したつもりですが如何だったでしょうか?
結論からいうと、株式にせよ暗号通貨にせよ投資の世界で確実に自動で儲かる!というものは存在しない!ということです。
ですが、自動売買というのは冒頭でもお伝えしましたが、24時間365日開き続けている暗号通貨市場で取引を行うハードルを下げてくれるものだと私は思います。
もちろん万能ではなく、ある条件下の状態においては利益を生んでくれるありがたいツールですが、状況によっては損失を被ったり、塩漬け状態になったりします。
いつもお伝えしている事ですが、自動売買に限らず投資はその資金がなくなっても日常生活に支障をきたさない資金で行う!というのが重要だと思います。
『そのお金を失ったら明日からどうやって生活していけば・・・』『失ったら生活できないわけではないけどかなり困る!けど失わないから大丈夫』みたいな資金で投資をすべきではありません。
もちろんどんな資金であれ、損失を被れば嬉しくはないでしょう。
ですが、投資は博打ではないですがリスクのあるものです。
百発百中!という訳にはいかないんです。
多くの投資に関する書籍にも『10戦4勝でも利益を出す方法』とか、それに類する書籍も数多くある様に、利益を出しておられる方々は、失敗した時のミスを最小限に抑える事で利益を出す事に注力されています。
損切り設定は投資をする上で基本です。逆に言えば損切りできない人に勝機はありません。
この自動売買にも是非損切り設定の実装を期待したいものです。
偉そうな事を言いましたが、先ほどご紹介した私の大失敗例!どうしましょうか(笑
『人に言う前にお前がちゃんとしろよ』というお叱りの言葉が聞こえてきそうですが(泣
結論からいうとこのまま放置します!理由はこの事例がこの先どうなるのか?を皆さんにお伝えしたいからです(笑
失敗をブログのネタにするな!と言われそうですが、今回は最初からこの自動売買の投資金額分は最悪なくなっても仕方ない!という事で取引しておりますので、またその後をお伝えしていければと思います。
『他人の不幸は蜜の味』ですから!皆さんも私の投資の経過を楽しんで頂けたらと思います。
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